今日のヴァナ

引退せずに惰眠を貪っていたOdin鯖の発売日組が、突然冒険者に戻ってからの日々を綴っています。

MacでFF11をプレイしてみる

絶賛コロナ禍だった2021年の5月に冒険者を再開したはいいんですが、Windows機がだいぶ古かったのです。
モグハウスにいる分には古くても特に問題なかったのですが、また冒険者やるのでどうかなぁと。
普段は仕事でMacしか使わないので、WindowsはFF専用機でした。
ですのでFF11さえできればよかったのですが、グラボなんてGF7000番台だし化石もいいとこです。
それでも全然動くんですけどね、FF11は。

心機一転ということでWindowsPCを買おうかなと思ったのですが、最近のグラボ事情もよくわかりません。
組むぐらいできますが、FF11は昔のゲームだからDirectXがなんちゃらとからしく面倒だなと。
でもMacが一台余っていたので、このMacでヴァナに行こうと思ったのがきっかけです。

ちなみにこれを実施したのは2021年6月の話です。
結論から書くと思ってた以上に快適です。

用意するもの

CPUがIntelのMacbookPro(M1Macだとできません)
Windows10のシリアルキー(Windows7のシリアルでも多分いけます)
Type-CのUSBハブ(USBハブがMacについていれば不要です)
ちょっとしたPC知識(コピペできればいいです)

とりあえずこれが揃ってればいけます。
余ってたMacは2016年式でIntelのMacbookProでSSDが512GBありました。
元々仕事で使っていたものなんですが、普段はM1Macで仕事しているので使わなくなりまして。
でもM1Macはクソだと思います(2021年6月時点)

BootCampがMacで使えるか確認する

BootCampというMac純正のユーティリティを使用しますので、対応しているか先に確認しましょう。
Macの公式サイトで確認可能です。

support.apple.com

Macクリーンインストールする

特に大事なデータもなかったので、せっかくだしクリーンインストールしてやりました。
というか今はGoogleドライブに必要なデータあれば投げておけばいいですし楽です。

元々このMacのOSはSierraだったのですが、上手くそこまで戻りませんでした。
ですのでBigSurでクリーンインストールしました。
特に問題ないです。

BootCampをインストールする

前述したBootCampを起動してインストールしましょう。
インストール時にSSDの割合をドラッグで決められるのでお好きなように設定して下さい。
自分のMacbookProのSSDは512GBだったので半分ぐらいにしました。
128GB以上はあった方がいいんじゃないかなぁと個人的には思います。

インストール途中でインストールするWindowsのシリアルを聞かれます。
自分はWindows10のシリアルを使いましたが、Windows7のシリアルでもいけるはずです。

順調に行けばBootCamp経由でMacWindowsがインストールされます。

BootCampインストーラーの注意点

放置しておくとWindowsの画面がMacで立ち上がります。無事に完了です。
と言いたいところですが続きがあります。
この時点ではBootCamp経由のWindowsインストールは終わっていません。

デスクトップ画面にBootCampインストーラーの画面が表示されていると思います。
「ようこそBootCampインストーラーへ」みたいなダイアログです。
そこからインストールの続きを実行する必要があります。
ドライバとかその辺のインストールですね。これやっておかないと厄介です。

なんですが。
そのBootCampインストーラーのダイアログ表示が切れてて進められないことが稀によくあります。
切れててというか欠けててというか、そんな感じです。
画像撮り忘れたんですが要するに「次へ」ボタンが押せないような状況です。
そんな時は慌てず騒がず一旦インストーラーを落として下さい。

落としてからBootCampインストーラーを起動します。
要するに起動し直すだけの話です。
多分この辺にあります。

¥PC¥OSXRESERVED(D:)¥BootCamp¥SetUp.exe

これを起動すればBootCampインストーラーが正常に表示されて起動します。
そのまま続行すればOKです。

正常にインストールされると画面下のタスクバー右側にあるタスクメニューに、BootCampの設定ができるアイコンが増えています。
ここで追加設定などができますが、個人の好みがあると思うので割愛します。

その後はFF11をインストールするなり、試しにベンチマークを回してみるなりするといいかと思います。
ちなみに自分がベンチマーク回した時は以下のような結果でした

Lowで9000ぐらい
Highで7500ぐらい

最後の方見てなかったですけど十分かなと思います。
と思ったんですけど、このベンチ回した時って後述する電源オプション切り替えしてなかったんですよね。
電源オプションを高パフォーマンスにすると、Highで8600でした。
目安にしてください。

Windowsの電源オプション切り替え

これやっておかないとカクつきが凄いです。エヴィサレーションが時間差で放たれたりします。
Windowsの電源オプションって存在するんですが、通常は隠れているんです。
この隠れている電源オプションを設定してやると、快適なヴァナ生活が送れます。

隠れているか隠れていないか先に確認します。
コントロールパネル→電源オプションを開いて「電源プランの選択またはカスタマイズ」部分を見てみましょう。
ここに「高パフォーマンス」というものが表示されていれば、そちらを選択して下さい。
とりあえずこれでOKです。

なのですが、自分がBootCamp経由でWindowsをインストールした時は表示されていませんでした。
ですので以下のコマンドをPowerShellで実行することで有効化しました。

powercfg -setactive 8c5e7fda-e8bf-4a96-9a85-a6e23a8c635c

コマンドプロンプトでも構わないですが、管理者権限で実行しないとダメだと思います。
PowerShellってなんぞやという人はスタートメニューに入ってるので探すといいです。
上のコマンドを実行した後で「電源プランの選択またはカスタマイズ」部分を確認して下さい。

高パフォーマンスの上位バージョンに「究極のパフォーマンス」というのもありまして。
そちらを有効化する場合は以下のコマンドをPowerShellで実行して下さい。

powercfg -duplicatescheme e9a42b02-d5df-448d-aa00-03f14749eb61

こちらのコマンドを実行した後で「電源プランの選択またはカスタマイズ」部分を確認して下さい。
ちなみに自分は高パフォーマンス設定でやっています。特に困っていません。

ファンの音がうるさい

ひとつだけ不快な部分があります。CPUファンの音です。
前項で電源オプションを変更したことによる弊害なのかなと思いました。
初日はさほど気にならなかったのですが、単にテンション上がっていただけかもしれません。

こちらに関しては「Macs Fan Control」というアプリを起動しているWindows側でダウンロードして回転数を一定にしました。
参考リンクはこちらです。
taiyakon.com

冒頭で記載したように自分のMacbookProは2016年式でしたので、上記リンクの方式ではなくWindows側でMacs Fan Controlをダウンロードして使いました。
2018年式以降であれば上記リンクのやり方を参考にしてもらえればいいかと思います。
回転数は4500~5000ぐらいで調整しています。

Mac風なキーアサイン設定

BootCampで入れたWindowsMacのキーボードでWindows風な動きですので、ちょっとクセがあります。
自分が困ったのはcommandボタンがWindowsキーなとこと、タッチパッドのスクロール方向です。
この辺はレジストリをイジったりするので、必要あればググって下さい。
昔はレジストリ書き換えスクリプトなんてのをよく作ってたなぁと思い出しました。

ゲームパッドに関して

大体普通に動くと思いますが、PS3のパッドは有線でも動きませんでした。
ちなみにBluetoothでも接続できなかったです。
PS2コントローラーはUSBハブ経由で普通に動きました。
というかFF11PS2コントローラーでしかやったことがないです。最強だと思っています。
USB無線であれば大抵動くと思いますが試していません。

Amazonでポチったお安いゲームパッドは有線で問題なく接続できました。
が、こっちもBluetoothだとダメでした。そんなもんなのかもしれません。

コンフィグ設定に関して

ゲーム設定は全て最高設定にしてありますが、電源オプションを切り替えないとカクつきがひどくて困ります。
気を付けるのはそこだけだと思います。Windows自体の設定としてはこんな感じです。

Windows自体の解像度:2560 * 1600
テキスト、アプリ、その他の項目のサイズ:175%

FFConfigはこんな感じです。

[全般]
画面解像度:1280 * 720
画質設定:最高品質

[グラフィック詳細設定]
描画精度:2560 * 1440
品質:全て高品質、なめらかMAX

他の設定はお好みで。
とにかく現状は全て最高品質でストレスなくやれてます。

結論としてMacFF11はどうなのか

余ってたからやってみるか程度だったのですが、思ってた以上に快適です。
動かなかったら今まで使ってたWindowsでそのままプレイすればいいだけですし。

買おうかなーと思ってPCを調べたものの、Windowsに全く興味がなくなっていたこともあって難航しました。
中古のWindowsを買ってプレイするか、古めのグラボを使うか。
もしくは最新のグラボを搭載したPCでOptimus機能を制御してプレイするか。
みたいな選択肢かなと思うのですが、どれもそれぞれ微妙な気がします。

ちなみに「FF11は昔のゲームなのでグラボがなくても動く」のは本当ですが、ストレス結構あります。
少なくとも美しいヴァナの世界を知っているのであれば、とてもじゃないですがオンボードでヴァナとか狂気の沙汰です。
それならちょっと前のMacをベースにBootCamp載せてヴァナに行った方がいいんじゃないかなぁなんて思います。
快適なオンボードもあるとは思うんですけど。

自分の場合はMacbookProが余っていたので試しにやってみたら上手いこといったという感じです。
オーメンもオデシーも人が多いマウラでもラバオでもノーストレスです。
ただ自分はソロですのでPT前提のコンテンツになるとちょっとわかりません。
PT組んでコンテンツに行くような機会があれば追記していきます。

もしMacでヴァナに行ってみようかなと思う方がいるかもしれないので、備忘録として残しておきます。